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Life

舞台の仕掛けをつくる技術も、壊れた機械を直す知恵も、最初から持っていたわけではない。魚のさばき方を島の人に教わり、田んぼでは仲間の仕事を少しずつ覚えてきた。知らないことに出会えば調べ、試し、ときには人の力を借りる。

作業を始めて初めて分かることがあり、予定していた制作より目の前の仕事が先になる日もある。別の場所で身につけた技術が、思いがけないところで役に立つ。必要なものがすぐには手に入らない島で、私たちは暮らしながら考え、そこで得た経験を、また次の暮らしや制作に持ち込んでいる。

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舞台の仕掛けをつくる技術も、壊れた機械を直す知恵も、最初から持っていたわけではない。魚のさばき方を島の人に教わり、田んぼでは仲間の仕事を少しずつ覚えてきた。知らないことに出会えば調べ、試し、ときには人の力を借りる。

作業を始めて初めて分かることがあり、予定していた制作より目の前の仕事が先になる日もある。別の場所で身につけた技術が、思いがけないところで役に立つ。必要なものがすぐには手に入らない島で、私たちは暮らしながら考え、そこで得た経験を、また次の暮らしや制作に持ち込んでいる。

00 / INTRO


 

暮らしに手を入れる

00 / INTRO


 

暮らしに手を入れる

01 / PRIORITY


 

何を優先するか

田植えを控えた時期。仲間が仕事へ行く前の朝5時から始めていた田んぼの代掻きを引き継いだ。別の仲間も加わり、週末までに終えるつもりだった作業をその日のうちに済ませた。午後は劇場裏のコンクリート工事に向かったが、体力が残っておらず、少し手をつけたところで切り上げた。

夏休みに海凪とつくる予定だった鶏小屋は、暑さで屋外作業が進みにくく、富山での滞在制作も迫っていたため、休み明けまで延期した。帰島後、放課後に遊びに来た子どもたちも加わり、柱を運び、メッシュを取り付けながら制作を再開した。

作品「カカシ」の視点

01 / PRIORITY


 

何を優先するか

田植えを控えた時期。仲間が仕事へ行く前の朝5時から始めていた田んぼの代掻きを引き継いだ。別の仲間も加わり、週末までに終えるつもりだった作業をその日のうちに済ませた。午後は劇場裏のコンクリート工事に向かったが、体力が残っておらず、少し手をつけたところで切り上げた。

夏休みに海凪とつくる予定だった鶏小屋は、暑さで屋外作業が進みにくく、富山での滞在制作も迫っていたため、休み明けまで延期した。帰島後、放課後に遊びに来た子どもたちも加わり、柱を運び、メッシュを取り付けながら制作を再開した。

作品「カカシ」の視点

02 / LEARNING


 

知らないことと出会う

島の釣り名人とイカ釣りに出た。潮の流れに対する船の向け方や、ルアーの動かし方を教わり、その日は10杯のイカが釣れた。数日後、教わった場所へ自分の船で向かったが、その日はボウズ。。

富山での滞在制作では、杉板を使って足湯の箱をつくった。接着した板を締めるため、以前、島で一緒に制作している隣人が木のくさびを使っていたのを思い出した。クランプがなかったため、斜めにした木を叩き込む方法で組み立てた。

02 / LEARNING


 

知らないことと出会う

島の釣り名人とイカ釣りに出た。潮の流れに対する船の向け方や、ルアーの動かし方を教わり、その日は10杯のイカが釣れた。数日後、教わった場所へ自分の船で向かったが、その日はボウズ。。

富山での滞在制作では、杉板を使って足湯の箱をつくった。接着した板を締めるため、以前、島で一緒に制作している隣人が木のくさびを使っていたのを思い出した。クランプがなかったため、斜めにした木を叩き込む方法で組み立てた。

03 / CONTINUING


 

続けることで変わること

ヨーロッパをツアーした際、子どもを真ん中にしたコミュニティに出会った。コロナ禍で時間ができ、耕作放棄地に公園をつくり始めた。作業を進めるうち、島では地域の物事が年配の男性を中心に決まる場面を多く見てきたことに気づき、女性や子どもが中心になれる場所にしたいと思うようになった。遊具から始まり、使い続けるうちにピザ窯、畑、小屋が加わっていった。

牛窓に設置した屋外彫刻は、半年ごとにメンテナンスに通っている。設置から約2年が経ち、今回は大部分の塗装をやり直した。鉄板を外すと内部には雨水がたまっていて、木の一部には割れが出始めていた。メンテナンス期間は5年間。その後、作品をどう扱うかはまだ決まっていない。

03 / CONTINUING


 

続けることで変わること

ヨーロッパをツアーした際、子どもを真ん中にしたコミュニティに出会った。コロナ禍で時間ができ、耕作放棄地に公園をつくり始めた。作業を進めるうち、島では地域の物事が年配の男性を中心に決まる場面を多く見てきたことに気づき、女性や子どもが中心になれる場所にしたいと思うようになった。遊具から始まり、使い続けるうちにピザ窯、畑、小屋が加わっていった。

牛窓に設置した屋外彫刻は、半年ごとにメンテナンスに通っている。設置から約2年が経ち、今回は大部分の塗装をやり直した。鉄板を外すと内部には雨水がたまっていて、木の一部には割れが出始めていた。メンテナンス期間は5年間。その後、作品をどう扱うかはまだ決まっていない。