HOME / PRACTICE /Kunsthaus

usaginingen Kunsthaus

豊島で暮らし、田畑を耕し、公演し、劇場や公園を自分たちの手で整えてきた。季節やプロジェクトに応じて、一日の中でもいくつもの役割を行き来する。そうした日々を10年重ねたところで、劇場の隣にある古い家を購入した。

島での暮らしが一つの役割に収まらないように、この家の役割も固定しない。今は作品や素材を収め、絵を描き、ものをつくっている。その時々の必要や関心に応じて、使い方を考え、家そのものにも手を加えていく。何が美術になるかを先に決めず、自分たちの納得する形で、使い、つくり続ける。

usaginingen Kunsthaus

豊島で暮らし、田畑を耕し、公演し、劇場や公園を自分たちの手で整えてきた。季節やプロジェクトに応じて、一日の中でもいくつもの役割を行き来する。そうした日々を10年重ねたところで、劇場の隣にある古い家を購入した。

島での暮らしが一つの役割に収まらないように、この家の役割も固定しない。今は作品や素材を収め、絵を描き、ものをつくっている。その時々の必要や関心に応じて、使い方を考え、家そのものにも手を加えていく。何が美術になるかを先に決めず、自分たちの納得する形で、使い、つくり続ける。

01 / THE HOUSE


 

この家との出会い

「唐櫃の清水」へ続く道に立つ、約30年間使われていなかった家。
移住を希望する方の家探しを手伝う中で出会った。崩れかけた牛舎を自分たちで解体する条件で借りようとしたが、所有者は売却を希望。その後、その方の移住は取りやめになったが、明確な利用計画のないまま、私たちがこの家を購入した。10年かけて築いてきた生活圏を、これからも自分たちの意思で使い続けたかったからだ。

WHY KUNSTHAUS

この家をKunsthausと名付けた背景には、豊島生活以前のベルリンでの暮らしがある。Kunsthausはドイツ語で芸術の家。食べ物のつくられ方を意識し、自分たちの手でつくりたいと思うようになった。その関心は、豊島で田畑を耕し、公演し、場所をつくる今の暮らし全体に広がっている。

01 / THE HOUSE


 

この家との出会い

「唐櫃の清水」へ続く道に立つ、約30年間使われていなかった家。
移住を希望する方の家探しを手伝う中で出会った。崩れかけた牛舎を自分たちで解体する条件で借りようとしたが、所有者は売却を希望。その後、その方の移住は取りやめになったが、明確な利用計画のないまま、私たちがこの家を購入した。10年かけて築いてきた生活圏を、これからも自分たちの意思で使い続けたかったからだ。

WHY KUNSTHAUS

この家をKunsthausと名付けた背景には、豊島生活以前のベルリンでの暮らしがある。Kunsthausはドイツ語で芸術の家。食べ物のつくられ方を意識し、自分たちの手でつくりたいと思うようになった。その関心は、豊島で田畑を耕し、公演し、場所をつくる今の暮らし全体に広がっている。

02 / IN USE


 

使いながら、つくる

今は、展示から戻った作品や、島の隣人や各地から譲り受けた家具や家電を収めている。ここでお茶を飲み、絵を描き、旋盤を使いながら制作している。家に残されていたブラウン管テレビはサーカス彫刻になり、譲り受けた下駄箱も元の形を残しながら次の作品にする予定だ。解体した牛舎からは、牛が角で削った柱を残した。この家を支える柱として使えないか考えている。

これからは、作品や素材を取り出しやすく収め、収納自体も彫刻のように開いたり動かしたりできる構造をつくりたい。訪れた人も一部を操作できるが、中の作品には触れない仕組みにする。雨水利用や、壁画も構想している。

02 / IN USE


 

使いながら、つくる

今は、展示から戻った作品や、島の隣人や各地から譲り受けた家具や家電を収めている。ここでお茶を飲み、絵を描き、旋盤を使いながら制作している。家に残されていたブラウン管テレビはサーカス彫刻になり、譲り受けた下駄箱も元の形を残しながら次の作品にする予定だ。解体した牛舎からは、牛が角で削った柱を残した。この家を支える柱として使えないか考えている。

これからは、作品や素材を取り出しやすく収め、収納自体も彫刻のように開いたり動かしたりできる構造をつくりたい。訪れた人も一部を操作できるが、中の作品には触れない仕組みにする。雨水利用や、壁画も構想している。

03 / BESIDE THE BUSTLE


 

賑わいのとなりで

芸術作品を目当てに世界中から人が訪れる豊島。その賑わいのすぐとなりで、私たちも島の人々も暮らしている。猪への対応、島で唯一のみかん農家の後継者探し、観光客の事故に対応する消防団、高齢化とともに減っていく寄り合い。そうしたことも、島での日常の一部だ。

Kunsthausでは、制作の途中にも人を作業場に迎え、飲み物を出して話したい。できれば唐櫃の清水の水でコーヒーを淹れながら。作品を目当てに訪れた人が、島での私たちの日常にも立ち寄れる場所になればと思う。

03 / BESIDE THE BUSTLE


 

賑わいのとなりで

芸術作品を目当てに世界中から人が訪れる豊島。その賑わいのすぐとなりで、私たちも島の人々も暮らしている。猪への対応、島で唯一のみかん農家の後継者探し、観光客の事故に対応する消防団、高齢化とともに減っていく寄り合い。そうしたことも、島での日常の一部だ。

Kunsthausでは、制作の途中にも人を作業場に迎え、飲み物を出して話したい。できれば唐櫃の清水の水でコーヒーを淹れながら。作品を目当てに訪れた人が、島での私たちの日常にも立ち寄れる場所になればと思う。